ケラリア・ピグマエアの受粉から種まきから1年程度

LED栽培ケラリア・ピグマエア冬型コーデックス塊根植物(コーデックス)屋内飼育種まき

冬型塊根植物の代表であるケラリア・ピグマエア。

個人的には冬型というよりオールラウンダーのイメージ。。(理由は年間通して成長するから)

とはいえ、夏場は少し活動が止まり、少し涼しくなってきた頃が最も活動するのでやっぱり冬型なのかな?

さて、そんなピグマエアですが、私の環境でやっている自家受粉方法と種まきの様子をご紹介したいと思います!

ピグマエアってどんな植物?

ピグマエア発根済み

スベリヒユ科の塊根植物で、南アフリカからナミビアに自生をしている植物です。岩場や峡谷等を好み生息しています。

雄と雌の株がはっきりと分かれており、種子を採取したい場合は最低2株所有していないとタネを採ることが出来ません。

日中は気温が高く、夜は涼しいくらいが一番適温だと思います!(日本の春、秋)

雄と雌の判別方法

基本的には花粉が付いている方が雄。花粉が付いてない方が雌です。

花の色で言うと、オスは真ん中に花粉が付いている薄いピンク色の花が咲きます。

ピグマエア雄
ピグマエアの雄株

雌の方は花粉が付いていない白い花が咲きます。

ピグマエア雌
ピグマエアの雌株

ピグマエアは自家受粉しないので、必ず雄と雌どちらも必要となります!

受粉方法

こちらの動画でも紹介しているように、簡単に言えば「オスの花粉をメスの中心にある雌蕊につけるだけ」の作業で種子を採ることが可能です。

自分の場合はピンセットで花粉だけ採取して咲いている雌株の中心につけていますが、ほぼほぼ種が採れています。

自家採取した種子

時間と共に茶色くなりますが、結実したばかりのものは緑色の種子となります。

自家採取した種子を採り撒きした場合、ほぼ100%発芽しております。

ピグマエア種

種撒き方法

丁寧にやるのであれば、ベンレート希釈液でカビなどの発芽阻害因子の除去(1、2時間種をつける)、メネデール希釈液で発芽促進(6〜8時間)、消毒した用土に蒔くのが一番です。

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私の場合は、自家採取した新鮮な種子の場合はこの作業はしないでそのまま用土に撒いてしまいますm(_ _)m

ピグマエア種まき

種まき後の環境管理

私の場合、屋内管理がメインなので、基本的に部屋温度は18〜25度程度でのLED管理となります。

発芽3ヶ月程度までは腰水管理で様子を見ます。

発芽

種の端っこから白い根が伸びてきて、土に潜っていきます。

ピグマエアは地中で塊根部分が太っていくので、自分は結構根が出てきたら押し込んじゃいます(笑)

ピグマエア発芽

1ヶ月

大体1ヶ月くらい経つと本葉もしっかり展開してくるので少しそれっぽい感じにはなりますが、塊根部は大体1年育てて、小指程度にしかなりません。

ピグマエア1ヶ月

1年後の植え替え

これはちょうど10ヶ月頃に植え替えたものですが、大分塊根らしい感じになってきました!

ただ、このまま地表に出しておいても太っては来れないのです、、泣

現地株のように立派な塊根を作りたいのであれば最低3年程度は土の中に塊根部分を埋めておくことが重要です!

まとめ

ピグマエアは実生でも少し時間がかかりますが、現地株に負けない株を作ることが可能です!

冬型といっても場所によっては1年を通して成長しますし、2株オスメスを揃えれば比較的簡単に種を採ることも可能なので、皆様是非トライしてみて下さい(^^)

まずは鮮度の高い種子を購入するところから!