ドルステニア・ギガス
ギガスは名前の通りドルステニアの中で最も大きくソコトラ島にのみ自生している希少種です。
自分は去年くらいからずっと実生がしたかったのですが、日本では種の流通量が少なく、ようやくアフリカから輸入することが出来ました!
種子はこんな感じです。
種子は割と小ぶりで、これが本当にギガスか!?って感じです(笑)
海外からの種子の輸入
自分が代表を務めるBizarre Plants Fanでは時期にもよりますが、希少な植物の輸入をする際にお声がけをしています!
植物検疫証明書や発送料は結構高いので、皆で共同輸入出来ると少しお得に仕入れが出来たりします。
塊根植物初心者の方でも、飼育方法や種まきに関することをどんどん質問して大丈夫なので、興味のある方は是非お待ちしてます(^^)
種子の下処理から播種
今回は自家採取の種子ではないので、きちんとベンレートで消毒を行います。
8時間くらいベンレートの希釈液に浸けたら、今度はメネデールで8時間くらい浸けました。
今回は種子が希少で非常に高かったのでとても慎重です(笑)
下処理が終わったら、タッパーの上にキッチンペーパーを敷き詰めてそこの上に並べます。
自分の場合は基本的にこのやり方で、発芽したものを土に植え込む方法をするのですが、下処理が終わったら土の上に撒いてしまっても全然OKです!
育成環境
屋内LED環境の18度から25度管理です。
自分は今1000鉢くらいの植物を屋内で飼育しているのですが、今回のギガスは初めてなのでドキドキです。。。
発芽
ギガスは発芽までに少し時間がかかることは割と有名なのですが、うちの環境の場合大体2週間くらいで発芽してくれました。
この後は用意してあった用土に植え込みます。
最近は赤玉、鹿沼、軽石+マグワンプって感じのシンプルな用土が自分のお気に入りです。
水捌けの調節は軽石の量でやってます。
軽石は安いし崩れずらいのでオススメですよー。
2週間後
少しずつギガスらしい濃い緑色の強い葉っぱが出てきました。
ギガスは発芽こそ少し時間がかかりますが、その後は基本的にどれも順調に成長してくれる印象です。
1ヶ月後
ちょっとしっかりしてきた感じがします。
この頃はまだ腰水管理です。
まだ3月中旬なので、部屋温は18ー25度くらいで管理してます!
2ヶ月後
この辺から我が家では一気に成長してくれました!
結構腰水にハイポネックス混ぜてたからかな?
3ー4ヶ月
更に成長加速!
この時は腰水はやめていますが、表土が渇いても中は常に濡れているように管理していました。
6ヶ月
7月頃から完全に屋外管理に切り替えました!
だいぶ大きくなってくれて満足です。
分岐も進んでいるので、来年の春に少し剪定しながら大きくしていこうと思っています。
1年
大分立派になりましたね。
ちょっと出来すぎな気がしますが、これからもどんどん大きくしていきたいと思ってます。
まとめ
今回撒いてみて、自分が思ったことをまとめておきます^o^
・種子は20ー25度前後管理で十分発芽する
ネットで検索すると25−30度管理が多かったのですが、自分は2月末ごろの平均20度前後の部屋で無加温で発芽させました。
発芽率は種子の鮮度にもよりますが自分はドイツから輸入した種子で9割発芽しました。
・種子を撒くなら3−4月
今回6月ごろまでゆっくり種子を撒き続けたのですが、圧倒的に3月4月に撒いたものが成長が早いです。
逆に6月に撒いたものは2センチ程度で成長が止まってしまったものも少なくありません、、
恐らく日本の湿度はあまり相性が良くないような気がします(特に屋内)
・肥料は早いうちから使う
自分はハイポネックスを小さい時から結構与えていたことによって分岐を早く促せました。
この辺はギラウミニアナとかと一緒かな?
ギガスは現地だととんでもなく大きくなる品種なので、頑張って大きくしていきたいと思います!!
植え替え
半年のタイミングで大きい株は植え替えました!